ダークグリーンのベルベットにカット済みラボグロウンダイヤモンドを配置したTRUE.のブランドイメージ画像

ラボグロウンダイヤモンドとは

ラボグロウンダイヤモンドとは、研究所(ラボ)で天然ダイヤモンドと同じ炭素の結晶として育てられた人工ダイヤモンドです。天然ダイヤモンドと化学的・物理的・光学的に同一の性質を持ち、キュービックジルコニアやモアサナイトといった模造石とは根本的に異なります。このページでは、初めて名前を聞いた方に向けて、定義・作られ方・天然ダイヤモンドとの違い・品質の確認方法・選び方の考え方を順に解説します。

ラボグロウンダイヤモンドとは何か

ラボグロウンダイヤモンド(Lab-Grown Diamond)は、地中でダイヤモンドが結晶になる環境を研究所で再現し、炭素から育てられたダイヤモンドです。「ラボダイヤ」と略されたり、「ラボメイドダイヤモンド」と呼ばれたりすることもあります。

原料は天然ダイヤモンドと同じ炭素で、結晶構造も同じです。そのため硬度・屈折率・輝きといった宝石としての性質はすべて天然ダイヤモンドと一致します。両者の違いは「地中で生まれたか、研究所で生まれたか」という生成の場所と過程にあります。

「合成ダイヤモンド」「人工ダイヤモンド」との呼び方の違い

呼び方が複数あるため混乱しやすいのですが、「ラボグロウンダイヤモンド」「合成ダイヤモンド」「人工ダイヤモンド」はいずれも同じものを指します。

  • 日本ジュエリー協会(JJA)=業界団体の表記規範: 人工的に作られたダイヤモンドの正式な日本語表記を「合成ダイヤモンド」としています。また国際的なルールでは、接頭語のない「ダイヤモンド」という言葉は天然のものだけを指します(出典:日本ジュエリー協会)。
  • 米国連邦取引委員会(FTC)=米国の広告規制: FTCは2018年のジュエリーガイド改訂で、ダイヤモンドの定義から「天然の(natural)」という語を削除しました。ただし、ラボグロウンダイヤモンドを「本物の(real / genuine)」と表記することは引き続き認められていません(出典:FTC 2018年7月プレスリリース)。

このページではこうした基準を踏まえ、「本物」という言葉ではなく「天然ダイヤモンドと化学的・物理的・光学的に同一」という事実の表現を使っています。

キュービックジルコニアやモアサナイト(模造石)とは別のもの

ラボグロウンダイヤモンドと混同されやすいのが、キュービックジルコニア(二酸化ジルコニウム)やモアサナイト(炭化ケイ素)です。これらはダイヤモンドに似せた別の物質であり、成分も結晶構造もダイヤモンドとは異なります。ラボグロウンダイヤモンドは炭素の結晶=ダイヤモンドそのものである点で、模造石とは区別されます。詳しくはモアサナイトとの違いの解説記事をご覧ください。

どのように作られるのか|CVD法とHPHT法

ラボグロウンダイヤモンドの製造方法は大きく2つあります。

  • CVD法(化学気相蒸着法): 種結晶の上に、炭素を含むガスからダイヤモンドを一層ずつ成長させる方法。
  • HPHT法(高温高圧法): 地中深くの高温・高圧環境を装置で再現し、炭素を結晶化させる方法。

どちらの方法でも、できあがる結晶は天然ダイヤモンドと同じ炭素の結晶です。製法ごとの特徴はCVD法とHPHT法の違いの解説記事で詳しく説明しています。

研究所でCVD法・HPHT法により炭素の結晶として育てられたラボグロウンダイヤモンドの原石(ラフダイヤモンド)
育てられた直後のラボグロウンダイヤモンド原石(イメージ)

天然ダイヤモンドとの違い

宝石としての性質は同一ですが、生成の背景に由来する違いがあります。整理すると次のとおりです。

項目 天然ダイヤモンド ラボグロウンダイヤモンド 模造石(キュービックジルコニア等)
主成分 炭素 炭素 二酸化ジルコニウムなど(別物質)
結晶構造・輝き 同一 ダイヤモンドとは異なる
硬度 モース硬度10 モース硬度10 ダイヤモンドより低い
生まれる場所と時間 地中深くで10億年以上 研究所で数週間ほど 工場で量産
希少性 採掘量に限りがある 生産量を増やせる(天然のような産出量の希少性はない) 対象外
鑑定書 発行される 発行される(ラボグロウンである旨が明記される) ダイヤモンドとしては発行されない

ラボグロウンダイヤモンドの鑑定書には、ラボグロウンであることが必ず明記され、石のガードル(側面)には「LABORATORY GROWN」等のレーザー刻印が入ります。つまり天然と偽って流通しないよう、業界の仕組みとして区別が担保されています。肉眼で見分けることはできませんが、専門機関の検査では識別できます。詳しくは見分け方の解説記事へ。

価格については、採掘を伴わない分だけ生産コストの構造が異なるため、同じ品質グレードで比べると天然ダイヤモンドより価格帯が下がります。具体的な相場観は1カラットの価格相場の解説記事にまとめています。

天然ダイヤモンドと共存する、新しい選択肢

ダイヤモンドを身に着けたい人が、自分の価値観に合わせて選べる選択肢がひとつ増えた。それがラボグロウンダイヤモンドです。天然ダイヤモンドの「代わり」として生まれたものではありません。

  • 天然ダイヤモンドの価値: 地中で10億年以上かけて生まれた時間の希少性。世代を超えて受け継ぐ文脈や、採掘量に限りがあることそのものに価値を見いだす選び方。
  • ラボグロウンダイヤモンドの価値: 天然と化学的・物理的・光学的に同一の石を、カラットやデザインの自由度高く、自分の基準で選べること。採掘を伴わないという背景を大切にする選び方。

何を大切にするかで選び分ける時代になりました。たとえば、記念の品は天然で受け継ぎながら、日常のジュエリーはラボグロウンで楽しむ。天然ダイヤモンドをすでにお持ちの方が、普段は身に着けにくい大きさやデザインをラボグロウンで選ぶ。そうした使い分けは、どちらの価値も損なわない自然な選択です。

品質はどう確認するのか|4Cと鑑定書

ラボグロウンダイヤモンドの品質は、鑑定機関が天然ダイヤモンドと同じ4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)で評価します。評価基準が共通だからこそ、天然と同じ物差しで品質を確認できます。4Cの読み方は4Cの解説記事で詳しく説明しています。

購入時は、IGI(国際宝石学研究所)などの鑑定機関が発行する鑑定書付きの石を選ぶことが基本です。鑑定書には4Cの評価とラボグロウンである旨が記載され、刻印番号と照合できます。IGI鑑定書の読み方ガイドもあわせてご覧ください。

よくある不安について

初めて検討する方から寄せられる不安それぞれに、詳しい解説記事を用意しています。

よくある質問

Q1. ラボグロウンダイヤモンドとは何ですか?

研究所(ラボ)で天然ダイヤモンドと同じ炭素の結晶として育てられた人工ダイヤモンドです。天然ダイヤモンドと化学的・物理的・光学的に同一で、キュービックジルコニアなどの模造石とは異なります。

Q2. 天然ダイヤモンドとの違いは何ですか?

宝石としての性質は同一で、違いは生まれた場所と時間です。天然は地中深くで10億年以上かけて、ラボグロウンは研究所で数週間ほどで結晶になります。この生成背景の違いが、希少性や価格帯の違いにつながっています。

Q3. 偽物やイミテーションではないのですか?

イミテーション(模造石)とは別のものです。模造石はダイヤモンドに似せた別の物質ですが、ラボグロウンダイヤモンドは炭素の結晶=ダイヤモンドそのものです。鑑定機関もダイヤモンドとして4Cの鑑定書を発行します。

Q4. 見た目で天然ダイヤモンドと見分けられますか?

肉眼で見分けることはできません。一方で、鑑定書にはラボグロウンである旨が明記され、石には「LABORATORY GROWN」等のレーザー刻印が入るため、専門機関の検査では識別できます。天然と偽って売られない仕組みが業界として整っています。

Q5. 時間が経つと輝きが落ちたり劣化したりしませんか?

劣化しません。天然ダイヤモンドと同じ炭素の結晶で、モース硬度10という硬さも同一のため、日常使いで輝きが変質することはありません。お手入れの方法も天然ダイヤモンドと同じです。

Q6. どこで購入できますか?

ラボグロウンダイヤモンド専門ブランドや取り扱いのあるジュエリーショップ、オンラインストアで購入できます。どこで購入する場合も、IGIなどの鑑定機関の鑑定書が付いた石を選ぶことが品質確認の基本です。

TRUE.のラボグロウンダイヤモンド

TRUE.は、受注仕立てのラボグロウンダイヤモンド専門店です。一粒ネックレスと一粒ピアスはFカラー以上・VSクラス以上、テニスブレスレットはFカラー・VSクラス・VGカットという品質基準を適用します。IGI鑑定書は、一粒ネックレスと0.5ct以上の一粒ピアスに付帯します。地金はプラチナPt900。ご注文を受けてから一石ずつ、3〜4週間(最短21日)でお仕立てします。

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